美肌を保つには1日2ℓの水を飲みましょうという話を聞いたことがあると思います。美しさを売りにしているモデルさん達が実践して言うので信憑性が高いですよね。実際あの体型と美貌で言われたら水をたくさん飲めば綺麗になれると勘違いするのもわかります。

でもやはり何でもやり過ぎは良くありません。たとえ水でも飲み過ぎれば体に何かしらの悪影響を及ぼす可能性はあると思います。

そこで、水を飲むことでニキビにどのような影響があるのかを考えていきましょう。

どれくらいの水を飲むと飲み過ぎ?

まずは1日に飲むの適正量を考えてみましょう。

  • ・体重を30で割った数字ℓ(60キロの場合:60÷30=2ℓ)
  • ・体重に50を掛けた数字ml(60キロの場合:60×50=3,000mℓ)
  • ・体重の4%(60キロの場合:2,400mℓ)

調べてみると他にも諸説あり、どれも根拠に乏しくはっきり言ってどれが正しいのかよくわかりませんでした。しかし、これを見ただけでも体重によって適正量が違うというのは間違いなさそうです。

成人であれば1日に約2.3ℓ前後の水分が排出されると言われ、尿や便で約1.3ℓ、皮膚呼吸や呼吸などでなんと約1ℓもの水分が排出されます。その他、汗をかけば当然水分を排出する量は増えていきます。

排出した水分量と同等な水分を補給して体内の水分量をバランスよく調整することが重要なので、水分補給の適正量は水分の排出量に比例します。そのため体重や汗の量、生理活動による水分の消失や食事などから摂取する水分量によって飲む水の適正量は変わるので、一概にこの量以上水を飲むと飲み過ぎとは言えないということになります。

しかし、明確な基準にはなりませんが食事による水分の摂取量はおおよそ800mℓ前後と言われているので、発汗量を考えなければ2.3ℓ-0.8ℓで約1.5ℓ不足する水分量になり、それに発汗量を上乗せした量の水を飲むのが適正な水分補給量で、それを超えると水の飲み過ぎと言えそうです。

水の飲み過ぎ

水を飲む美肌効果と水の飲み過ぎによる悪影響

水を飲むようにすると美肌効果があると言われていますが本当なのでしょうか?そしてその反面、水を飲み過ぎるとニキビの原因になってしまうのでしょうか?水を飲むことでのニキビへの効果と悪影響を考えてみます。

水を飲んで便秘を改善

便秘改善便秘に悩む女性は多いと思います。便秘は大腸のぜん動運動が水分の不足によって正常に行われないことなどが原因で起こります。そのため水を飲んで水分を多めに腸まで届けることで便秘を解消する効果が期待できます。

便秘になると腸内で便が醗酵して有害ガスを発生させ、その有害ガスを排出できないので血液中に流れ込み、毒素が体内を巡るため自律神経の乱れや血流の循環が悪くなることで肌荒れやニキビになりやすくなります。

そのため便秘を解消すると肌荒れやニキビを解消する効果があるとされています。人によっては便秘を治しただけでニキビや肌荒れと無縁になったということもあるようです。

便秘の改善にも1日2ℓの水を飲むことが推奨されているので、2ℓの水を飲むことがニキビや肌荒れを改善し美肌効果があるというのもうなずけますね。

水を飲むことで代謝機能が向上する

を飲むと体温が下がるため、下がった体温を戻そうと代謝機能が活性化するので美肌効果があるといった話があります。でもこれって本当なのでしょうか?

代謝を良くするためには体を温めるというのが一般論です。確かに代謝が良くなれば肌に必要な栄養素が届きやすくなりますしターンオーバーが促進されて美肌効果があると思います。しかし敢えて水を飲んで体温を下げるということで代謝を良くするというのは、よほど健康体な人以外難しいのではないかと思います。しかも非効率。

どうせなら体を温めることを意識した方が効率的な代謝アップが見込めると思います。

ただ、代謝機能を活性化するとお肌に良いのは間違いありません。水を飲んで体温を下げるという意味ではなく、水を飲むことで血流が良くなり代謝が良くなるといった効果はあります。

ポイントは常温の水か白湯を飲むことで、冷えた水は体を冷やすのでかえって代謝を悪くします。

代謝改善

腎臓に負担がかかると肌が荒れる

肌は内臓の鏡と言われるほど内臓とお肌は密接な関係にあります。水の飲み過ぎで負担がかかるのは腎臓です。腎臓は血液中の老廃物をろ過して余分な水分と共に尿を作り排泄する働きがあります。

適正量の水を飲んでいれば代謝が活性化され腎臓も元気いっぱい働いてくれますが、水を飲み過ぎると腎臓が働き過ぎて機能が低下し身体全体の水分コントロールがうまくいかなくなってしまいます。また、内臓の不調は男性ホルモンの分泌量を増やしたり、活性酸素を作り出す原因にもなるのでお肌が荒れたりニキビができたりといった肌の不調も招きます。

腎臓の利尿作用は16mℓ/分が最速ということなので、これ以上のペースで水をがぶ飲みし続けると体内の水分バランスが崩壊し、むくみが激しくなったり自律神経がおかしくなったり、最悪の場合は水中毒と言われる中毒症状を起こし死に至る場合もあります。

水分補給不足による脱水症状は良く知られていますが、水の過剰摂取も実は怖い症状を引き起こすことがあるんです。これらの症状は水の飲み過ぎによって血中ナトリウムイオンの濃度が薄まることが原因になるので水も飲めば飲むほど良いというわけではなさそうです。

肌荒れ

飲み過ぎを防いで美肌に効果的な水の飲み方

いくら1日2ℓの水を飲むのが美肌に効果的と言っても、ただ単に2ℓ飲めばいいというものではありません。一度に2ℓまとめて飲んだとしても体に負担がかかるだけで、ほとんどの水は体の中を通っただけで排泄されて終わりです。美肌やニキビ効果的な水の飲み方のポイントは、1日を通してこまめに少しずつ飲むということです。

どの水を飲むのが効果的?

水と言ってもミネラルウォーター・水道水・硬水・軟水・最近デトックス効果が高いと注目の水素水などいろいろありますよね。どれを飲むのがいいかと言えばどれでもいいです。細かいことまで考えればそれぞれ特徴があるのですが、例えば、ミネラルが豊富だからとわざわざ硬水を買っても口に合わなかったり下痢したりしてしまえば嫌になってしまうだけなので普段飲み慣れた水を飲むのが一番いいです。

但し、必ず常温の水もしくは白湯にしてください。コーヒーやジュース、緑茶・ウーロン茶・麦茶などもカフェインや糖類などが入っているので避けるようにしてください。

カフェインも肌荒れやニキビの原因

水を飲むタイミングは?

なるべくこまめに少量づつ飲むようにするのが理想ですが、常にを飲める状態にあるとは限らないのでコップ1杯200mℓ程度を6回くらいは飲むようにし、あとは状況に応じてこまめに口に含むようにするとおおよそ適量の水を飲めると思います。

1.朝起きた時
体をリセットするのにも効果的で、腸を適度に刺激して排便を促す効果もあります。

2.朝食前
空腹を軽減して過度な食欲を抑える効果もあり、胃の働きを活発にして消化を促進してくれます。食前30分くらい前に飲むとさらに効果的です。

3.昼食前
朝食前と同様な効果が期待できます。

4.夕食前
朝食前と同様な効果が期待できます。

5.入浴前
入浴時の発汗を促しデトックス効果にも期待できます。

6.寝る前
睡眠時の発汗に備えることができ、睡眠中の新陳代謝の活性化にも期待できます。特にお肌の再生は寝ている間に行われるので効果的です。ただ、寝る直前ではなく30分くらい前に飲むようにしてください。

これらのタイミングを外したから悪いというわけではないので、もし飲むのを忘れてしまっても気にせず1日を通して適量になる様に調整してください。

水飲む

水の飲み過ぎはニキビの原因、適量なら予防・改善効果

このように水をしっかり飲むことでお肌にいい影響があるのは間違いありません。当然ニキビの予防や改善にも非常に効果的です。しかし、飲めば飲むほどいいというわけではなく飲み過ぎは逆効果ということもしっかり覚えておいてください。

また、現代では水道も普及していますし自動販売機などでミネラルウォーターなどを手に入れることも容易になっているので、それほど水分が不足する事態に陥ることは多くありませんし、屋外・屋内問わず熱中症にかかることがあるという認識も広まっているので水分補給を意識的にしている人も多いと思います。

現状で過度なむくみが慢性的になっていたりしない限り水の飲み過ぎということはありませんし、極端に水分補給が足りていないという人もあまりいないと思いますので、水分を飲む量はそれほど意識する必要はないと思います。

ただ、飲む物がいつもジュースとかお茶類ばかり飲んでいるという人は、飲み物を水に変えるように意識したり飲み方に気をつけるだけでニキビやお肌の改善がスムーズに行われるかもしれません。