人間の体内にたった2g程度しかない亜鉛ですが、それでも亜鉛不足なるとニキビにも大きな悪影響を及ぼす大切な栄養素なんです。

亜鉛不足

亜鉛は細胞の生まれ変わりに必要な酵素の構成成分なので、必要不可欠なミネラルと言えます。体内のほとんどの亜鉛は細胞内に存在し、細胞の代謝に深くかかわりがあるので、亜鉛不足になるとお肌のターンオーバーがスムーズに行えなくなりニキビ改善の妨げとなってしまいます。

ターンオーバーが乱れるとなるとニキビ改善がうまくいかなくなるばかりではなく、ニキビ発生の要因にもなってしまうということになりますし、美肌にも悪影響ということになるのでなんとしても亜鉛不足になるわけにはいきません。

亜鉛の特徴や効率的な摂取の仕方などを見ていきましょう。

亜鉛は代謝酵素の構成成分、代謝酵素無くしてターンオーバーなし

酵素は体内で合成されるたんぱく質の一種で、人間が生きていくうえで不可欠な栄養素であり、消化酵素と代謝酵素に大きくわけることができます。消化酵素は唾液や胃液といった食物の消化に必要な成分で、消化酵素以外の酵素を代謝酵素と言います。

消化酵素によって分解・吸収された栄養を各細胞に送り込んだり、正常に臓器を働かせたりといった生命活動の維持に関わることすべてに代謝酵素が関わっています。ターンオーバーもそのうちの一つで、代謝酵素がなければターンオーバーも正常に行われません。

このような働きのある酵素は3,000種類以上あるとされていて、亜鉛はそのうち200種類以上の構成成分となっていて、ターンオーバーに関わる酵素の構成成分でもあるため亜鉛が不足すると酵素が不足することになり、ターンオーバーがスムーズに行えなくなってしまうというわけです。

ターンオーバーが乱れれば肌環境が悪くなり、ニキビや肌荒れを起こしやすなってしまいますし、なんと言っても美肌の大敵です。しかし、原因が亜鉛不足だといくら頑張って保湿したり、洗顔方法を改善したりして肌環境を整えようとしても意味がありません。そもそもターンオーバーをすることができない状態なのですから。

亜鉛の大切さはわかってもらえたと思うので、亜鉛の特徴などを見ていきましょう。

亜鉛は意識して摂取しないと不足しがちな栄養素

亜鉛は代謝酵素の構成成分なため、代謝が促進されれば亜鉛の消費量も増えていきます。例えば傷を作ったり、重い病気にかかったりした場合でも亜鉛の消費量は増えていきます。お酒が好きな人も注意が必要です。アルコールの分解時にも亜鉛は消費されてしまいます。

一方、食品から摂れる亜鉛の摂取量は少ないうえ、小腸での亜鉛の吸収率も摂取量の10~30%ほどと言われていますし、インスタント食品やファストフードなどに多く含まれる食品添加物が亜鉛の吸収を妨げたりするので亜鉛不足になりやすくなっています。

牡蠣やホタテなどの貝類やレバーや牛肉の赤身、卵、納豆、チーズなどに比較的多くの亜鉛が含まれているので意識的に食べるようにすると良いですね。また、ビタミンCやクエン酸が亜鉛の吸収を助けるので、牡蠣を食べる時にレモンを絞ったりすると効率的に亜鉛を摂ることができます。

次に亜鉛が不足するとどうなるかなどを見ていきましょう。

亜鉛の効果

亜鉛は不足しても過剰摂取してもダメ

もし、亜鉛不足になってしまうとターンオーバーのサイクルが乱れるだけでなく、味覚障害や子供の発達障害、免疫機能の低下などを引き起こすことになってしまいます。特に舌で味覚を感じる味蕾は代謝が著しいので亜鉛不足になると味覚がおかしくなって味が変に感じたり、味がしなくなったりといった症状が現れます。

亜鉛不足を簡単に補うにはサプリメントなども有用なのですが、亜鉛は摂り過ぎでも腎機能障害や吐き気などの症状を起こすことがあり、さらに亜鉛過多の状態が続くと銅や鉄の不足を招き、貧血や免疫障害、善玉コレステロールの低下などの原因にもなってしまうので注意が必要です。

亜鉛の1日の推奨摂取量は成人男性で10㎎、女性で8㎎ですが、現代の食事での平均摂取量は男女とも2mgほど少ないと言われています。過剰摂取がいけないとは言いますが、食事からの摂取ではほとんど過剰摂取の心配はありませんので、積極的に亜鉛を多く含む食材を食べるようにしていきましょう。

亜鉛不足がニキビ改善を妨げる、美肌になるには亜鉛が不可欠まとめ

ニキビ女史笑美亜鉛不足がニキビ改善を障害になってしまうのは、ターンオーバーが正常に行われなくなってしまうからです。ターンオーバーの乱れはニキビの改善だけではなく、ニキビの発生要因にもなってしまいますし、美肌を作る上でもターンオーバーは重要です。

もちろん亜鉛だけではだめですが、お肌のためにもバランスの良い食事を心がける様にしていきましょう。